島崎譲のブログ

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ござそうろう

「にせ筆 神十郎」を描くにあたり、

古書というものをちょっとばかり調べてみました。

とにかくよく出てくるのが「そうろう」漢字は「」。

現代語の「です」[ます」にあたります。

「御座候」は「~ございます。」で丁寧さが増す候。

で、

やたら出てくるから江戸時代の人々は短気なんだか面倒なんだか

すぐに簡略して、

201004141725447331_0001.jpg

と、書く候。これは第一段階。このくらいの崩し字ならなんとか判別可能ですが。

もっと短気な江戸っ子は

20100414172544733_0001.jpg

と、書く候。ここまでならまだなんとなく漢字だなあって判るけど、

もっと横着な江戸っ子はちっちゃ~~く、

20100414172544733_00012.jpg

って、書く候。ここまで簡単にしちゃいます。(@_@;)

てな具合に他の漢字も`わざ`といろいろ省略したり編と旁を逆にしたり、

冠を横につけちゃったり、江戸時代の人々は厳しい封建社会の縛りに遭いながらも、

自由に出来るところは思い切り自由気ままに楽しんでいた様子が伺えるのです。

しかし、遊びが過ぎて、古書の専門家でさえ読解不能な文字が結構あって、

前後の文脈から想像力を駆使し、推測を立てて読みくだすそうなのです。

で、これからは、私事


私は「わ」を

20100414172544733_00013.jpg

と、書く癖があります。

マンガの仕事場で、アシスタントさんに作業を指示する時、

直接原稿に書き込んで渡す場合があるのですが、

長い漫画家生活の中で、ただ一人だけ、

「これ、何て読むんですか?」

と、上記の「わ」を指差して聞いてきたアシスタントさんがおりまして、

私は自分の事を平仮名もまともに書けない大人として侮辱された気がして、

心で叫びました。

「なんで読めない!?(@_@;)

君以外のアシはみんな読めているのだぞおっ!!」


と、不遜にも (気が小さいので顔に出さぬよう) 憤慨してしまいました。

しかし、頭を冷やしてよくよく考えなおしてみると、

本来「わ」は

20100414172544733_00014.jpg

と、書くべきであって、

20100414172544733_00013.jpg

は、私の出鱈目平仮名なんですねえ。

結局私は、正真正銘の

平仮名もまともに書けない大人だったわけです。 (T_T)

ですから、御注進してくれた子以外のアシスタントさんたちは

古書研究の先生よろしく、前後の脈絡で、想像力を駆使し、私の悪筆を読解しようと

努力をしてくれていたわけなのですなあ。

そんなみんなに甘えていたんだね自分。

ありがとう、歴代アシスタントの面々!! (T_T)/~

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