島崎譲のブログ

近況、戯言、イラストを掲載中。

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独り言

ちょっと嫌なめんどくさい話かもしれない。長くてくどいので、お付き合いくださる方だけ
お読み下さい。

ハラスメントを受けて、勇気を持ってさまざまな媒体に公表した人に対して、
大半、
「私だってそのくらいの嫌がらせはされている。だけど、(様々な事情で)我慢してやっているんだ。」
「仕事なんだから我慢して当たり前だ。」
「お前に非があったからそんな目にあうんだ。」
「忍耐力がない。」
「協調性がない。」
「わがまま。」「世間知らず。」「甘えるな!」などなどの叱責が返される。

中には本当に我慢の足りない人はいるかもしれない。
でも、ギリギリまで頑張ってボロボロになって倒れる一歩手前で
助けを求めて吐露している場合だってある。
しかし、自分自身、覚えがあるのだが、
力量以上の仕事に身をすり減らしていた時の方が思い遣りに欠如し
不遜になっていた。
内心「辛い。」って思っている時ほど
「私だってこんなに我慢して頑張っているんだから、あなたも我慢しなさい!
出来ないあなたはあまったれだ!!」って平気で言ってしまう。
これは、「頑張ってる私は目の前で泣き言をいっているあなたより優れているんだぞ!」と
優越感をもって、自分の方こそ崩壊寸前の自我を立て直しているにすぎないのだ。
もしくは言いたくても言えない「泣き言」を簡単に口にする(本当は簡単に言って無くても・・・)人に対して
日頃溜まった怒りをぶつけているだけで、
目の前に居る弱っている人の気持ちや本当の苦しみなんか
全然考えていないのだ。

ただの愚痴に付き合いたくない!!って事も確かにある。
だから問題提起は難しい!
「あの○○さんが、そこまで言うなら、きっと相当な事だ!!」とか、
「日頃の私の努力を見ていてくれたら分ってくれるはずだ。」とか、
ドラマのような事は現実にはほとんどない。

(週刊連載をしていた頃、一度だって締め切りを守らなかったり、休んだ事すらなかった私が、
障害を持つ妹の風邪がこじれて重症になった時に本当に一度だけ、
締め切りを延ばしてもらうために担当編集にお願いをした事がある。
「妹が死にそうで・・・」といいかけた途端に
「うちの妹も風邪ひいて死ぬー!!って言ってます。」と半笑いで返されてしまった。
瞬間、
ああ!私がさぼりたくて、つまらない冗談や嘘をついたんだと思われたんだ!!と気付き
愕然とし、ショックを受けた。
「漫画家は見え見えの嘘をついてサボるものである!!」という決め付けがその編集者には
染み付いていて、
「島崎譲にかぎってはそんな事はしない!」などとは見てはくれていなかったのだ。
今思い返すと、この考え方も思い上がっていたと言えばそうなのだが、
日頃の行いなど、全然通用しなかったわけである。
この編集者が特別なわけではなく、後々も似たような事を経験して利害関係のみの
付き合いでは大概こんなものだと達観視できるようになった。)

ずーーと真面目に品行方正に生きてきた方がむしろ一回のドロップアウトで
全ての信用が失われたり誹謗中傷の的になったりする。
現実はそんなものである。
思っている以上に他人は自分のために生きてはくれない。
だから、抗議をしたり問題提起をしたい時は
必要以上に頭を使わなくては、ただの愚痴として蔑まれてしまう。
絶対に感情的に自暴自棄になることだけはやってはいけないのだ。
ますます味方を失うだけ。
冷静に冷静に!出来事を他人事のように客観性をもって訴える事が大切。
具体的に行動に移せる対策を考え、用意する事が大切。
悲しい事に「被害者になったら負け!」は実際ある事なのだから、
酷い仕打ちを受けたその上に、一時の怒りで全てを失ってはいけない。

自重を込めて・・・・・・・。

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